いつ弁護士に相談すれば良いのでしょうか?2019.03.05
一般的には、弁護士に相談するタイミングは、早ければ早いほど望ましいといえます。
「まだ揉めていないので、揉めてから弁護士に相談すれば良いや」と考える人は少なくありません。しかし、揉めてから弁護士に相談するのでは取り返しがつかない場合が多く、紛争予防の観点からは早期に相談することが重要です。
例えば、物損事故であれば代車の使用方法、人身事故であれば治療内容・治療頻度等によって、事後的に揉める場合があります。具体的にいえば、①相手方保険会社が代車使用を認めてくれたから代車を借りたのに途中で「以後代車費用を支払わない」と言われた、②相手方保険会社が直接医療機関に治療費を支払ってくれていたのに、事後的に、(一部の)治療費を否認されて、慰謝料額から否認した治療費額を控除し、低額で賠償案を提示された、というようなケースが考えられます。
このようなケースは、予め弁護士に相談していれば紛争化を防げる可能性が高いです。
交通事故直後に弁護士に委任する場合でも、相手方保険会社から賠償案が提示された段階で弁護士に委任する場合でも、基本的には弁護士費用は変わりません。
弁護士費用補償特約が付帯されている保険に加入している方は、基本的には法律相談費用も保険会社が負担してくれますし、弁護士に委任する費用も、保険会社の支払基準を限度に保険会社が負担してくれます。
早期に弁護士に相談することを検討してみてください。